美 🟡 び🔺be ❎ diary

美術館博物館巡りが好きすぎてヤメられません♡どうせなら!とブログにして伝えて残していこうと思い立ちました。食わず嫌いせず、行けるものは遠方でも行くのがスタイルです。

【コレクション2 米・仏・独・英の現代美術を中心に】

国立国際美術館 

2020.11.03〜2021.01.31

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なかなか面白い作品が並んでいたのでダメ元で写真撮影OKか訊いてみたら思いがけない答えが返ってきました。

それは「会場入り口で撮影許可を取っていただいたらOKです」というもの。

このようなことは初めてで新鮮でした。

早速、会場入り口に戻り、それらしいデスクへ行くと、いくつか注意事項が書かれたプリントを渡されました。

了承することを口頭で伝えると、

「撮影許可」と赤い文字が書かれたステッカー(しかも美術館名も明記あり)を渡され、

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撮影する側の手の甲につけることをオススメします・・・と、

すぐ目につけば監視スタッフに声をかけられて不愉快な思いをしないですみますから・・と添えてくださいました。

このスタッフさんのとっても気持ち良い対応に感心しました。

ステッカーを目につきやすいところに貼っていると、

ちょっと取材班みたいでカッコいいかも?と内心ウレシかったです。

ひととおり観覧した後だったので、サクサクっと撮影して退散しました。

 

かなり前置きが長くなりましたが、展示の内容はというと、

現代美術・・それは一見ワタシでも描けそうな、というのは錯覚で、

唯一無二を生まない限りは描いた時点でそれは単なるモノマネもしくはそれ以下になってしまうものだと思っています。

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いくつか気になった作品があり、その中でもとくにベルナール・フリズ『ガルブ』というタイトルの織物の織り目みたいな作品です。

パッと観ると、それだけにしか見えなくもないのですが、

ここから少し突っ込んで観てみると、どんどん沼にハマるといいましょうか、

作品から目が離せなくなってしまうのです。

よく見ていくとただラインを様様な色で描いているのではなく、

時々、先に引いたラインの色を引きずったりして色が混ざっている部分があったりします。

そこで思ったのが一瞬、簡単に着色しているように見えるがどうやって描いたのだろう、ということです。

イスに座ってじっくりと絵と対峙することにしました。

他の観覧者はワタシがジ〜っと絵を観ているのを察してか絵の前を足早に通り過ぎてくれたりして恐縮しました。

まず縦のラインを引いて、それから・・・と考えること約15分くらいでしょうか・・・とりあえず降参です💦

なので、この作品を写真に撮って、またゆっくり考えようと思いました。

きっと何かのルールがあるのだろうと思いますが意外にすぐわからないなどミステリーに気づくと、

その作品の深さを思い知ることもあるのです。

 

ここに来るとコレクションに展示されているジャコメッティの『ヤナイハラ』シリーズです。

日本人の名前みたいなタイトルだな〜と思ったら、そのものズバリで、

ジャコメッティがお世話になった日本人だそうです。

初めて観た時からコチラの美術館に来るたび『ヤナイハラ』さんに挨拶することがいつか通例になっていました。

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企画展で体力がなくなるとスルーすることもありますが本当に素晴らしいコレクションです。

これからは先にコレクションから観るとスムーズに観覧できるかな?と考え、

一度そうしてみようと思いました。