美 🟡 び🔺be ❎ diary

美術館博物館巡りが好きすぎてヤメられません♡どうせなら!とブログにして伝えて残していこうと思い立ちました。食わず嫌いせず、行けるものは遠方でも行くのがスタイルです。

【ミティラー美術館コレクション展   インドコスモロジーアート 自然と共生の世界】

たばこと塩の博物館 2階特別展示室  2021年02月06日〜05月16日


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新潟県十日町市にあります私設美術館の展覧会です。

これまで同博物館で5回も開催されてきたそうです。

ワタシは今回、展覧会も初めてですが

コチラの博物館も初めてで楽しみにして来ました

 

ミティラーとはインドの一地方の名前です。

そのミティラー地方には独自のアートが

3000年という長きにわたり伝承されてきました。

またインド先住民が描いたワルリー画やゴンド画、

さらには5000年の歴史になるテラコッタ(素焼きの陶器)など

大変、魅力的な作品の数々が展示されていました。

 

元々入館料が100円で観せていただけることにも驚きなのに

JAF会員割引があり、よくあるのは10%割引くらいかと思えば

なんとコチラは《無料》というので本当に驚きです!

 

どの作品も素晴らしいのですが

ミティラー画は図案の連続が絵になっていくイメージがあります。

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 ↑

上弦の月を食べる獅子』は夢枕獏氏が物語を書くキッカケになった絵とのキャプションがありました。


ゴンド画は点々ですが少し規則的な模様があります。虎を描いたものは目力があってカッコイイです☆

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ワルリー画は赤土を塗った壁に描いたことが元々で、

今は赤い紙にも描かれるようになったのですが

白い絵の具はお米をすりつぶし水と混ぜたもので

竹を削ったペンで書かれています。

この白い絵の具が赤い地の上で美しく、さまざまな色を使わなくても

こんなに豊かな世界を表現できるんだな〜と見惚れました。

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テラコッタという色の名前の通り、

赤みの土で焼かれた大変、魅力的な陶器です。

ところどころ黒く焼けた部分も景色となっていて

形はシンプルながらも、やはり色がアクセントになっていると思います。

 

ひとつの大きな展示室のみでしたが、どれも素晴らしくて

見終わる頃には少々くたびれるくらいのボリュームでした。

 

また機会があれば

新潟県十日町市の美術館まで足を運んでみたいと思いました。