【特別展 聖徳太子と法隆寺】
2021.02.23〜06.20(前期〜05.23まで/後期05.25〜06.20)
前期展示が明日(23日)までということで行ってきました。
[聖徳太子絵伝]
秦致貞という方の作品で、国宝です。
これが前期のみなので、とにかく行ってきました。
かなり傷んでいてパネルで何が描いてあるかの説明はあっても、ギリギリなんとか描いてあるのがわかりますがキビシイです💦
絵伝の紹介ブイもあり、観づらいところをカバーしてくれています。
[聖徳太子二王子像]
宮内庁所蔵は原本展示は先週までで、今週からは模本の展示となっています。
[玉虫の厨子]
法隆寺から出てくださるなんて驚きです!!
もちろん厨子にご安置されている[観音菩薩立像]様も、もちろんご一緒にいらっしゃってました。法隆寺で観ると暗い場所なので厨子の周りに描かれている絵がよくわからないのですが、展覧会だと、しっかり観られるのが良いところです☆
[行信僧京都坐像]
ビリケンさん??かと思うような切長の目が凛々しい肖像彫刻です。
[灌頂幡]
金銅版に天人が舞い降りる様が透彫されている美しい幡です。
天蓋の垂飾りがまた美しく、再現されたパネルの幡の美しさに見惚れました。
[夾紵棺断片]
これもぜひ観たかったひとつです。
絹を45層うるしで貼り重ねてできています。
素材と造りと大きさから考えて、聖徳太子の棺と考えられているそうです。
聖徳太子の立像からも仏像と同じように経典や小さな観音様が納められていたりして、祈りの対象であったことが感じられます。キリストのような大きな宗教にはならなくても人々の心に信仰としてあったのではないでしょうか。
東博法隆寺献納宝物所蔵からも多く展示されていて、今日、観せていただいた中にも先に東博で観たものも少なくなかったと思います。
また久しぶりに法隆寺にも行きたくなりました♡