【いのりの四季】

 @相国寺承天閣美術館 

2020.11.01～2021.01.17

久しぶりの承天閣美術館です。

実はHPで確認した日程が2021年11月17日となっていて、

ずいぶん長い会期やな～と思っていたら、11月ではなく１月！

終わっちゃう！！と、半ば慌てて行ってきました💦

 

お寺の奥にある美術館です。

靴を預けて観るので、足元からちょっとした解放感で観覧できるところも好きなのです。

展示として最初に釘付けになったのは

『観音図（狩野探幽）猿猴図（狩野尚信・安信）』です。

一幅一幅が見劣りなく、ずっと観ていると、

周りの景色が消えて図とワタシだけになる瞬間があり、

そのままどこかに行ってしまいそうで・・・そこで我に返ります。

いつまでもいつまでも観ていられると思いました。

あと、伝（ですが💦）牧谿の『観音図』があったりと、

相国寺さんは若冲だけでなく

良いものをたくさん所蔵されているな・・・と思いました。

第2展示室に進むと若冲の金閣寺障壁画が現れました。

葡萄図も良いし、芭蕉図はもっとお気に入りです。

芭蕉は南国のバナナの木のことですが、

ワタシは沖縄の芭蕉布を連想して障壁画の題材にしては、

とても珍しく思えたものです。

 

第１から第２展示室に行く渡り廊下からの景色もステキで、

お寺の持つ元々の静かな環境で心からノンビリと過ごせるところで、

また来れることを楽しみにしています。