【No Man’s Landー陶芸の未来、未だ見ぬ地平の先】
@兵庫陶芸美術館 2021.03.20〜05.30
[秋永邦洋/擬態化(龍)]
チケットやフライヤーのデザインになっている作品で、気になっていました。それほど大きくないけれど、とても存在感があって見応えがありました。
[稲崎栄利子/現像]
小さな土のパーツを焼成すると、とてつもなく人の手では制作不可能なサイズになるとのことで、初めて観る造形です。
[木野智史/颪]
3点展示されていて、どれも素晴らしいです。
陶芸で器でも皿でもなく、でもそこにあるだけで見惚れてしまいました。
[金理有/黒眼甲赫坊]
縄文土器を思わせるような装飾に重く見据えたひとつ目の眼差しが気になりました。でも不思議と怖くなかったです。
[金理有/壊塚]
大学時代から捨てられずに取っておいた破損作品を「貝塚」にちなんで山積みにした作品で面白かったです。
[新里明士/光器]
展示室正面に飾られていて自然光が当たって器の模様が浮かび上がり、とても美しいです。
[見附正康/無題]
作品点数は比較的多いのですが、全てのタイトルが[無題]と潔いです。
が、記録したい側としては難儀しますね💦
昨年に行きたくて行けなかった@パナソニック汐留美術館【和巧絶佳ー令和時代の超工芸】のフライヤーやチケットのデザインになっていた作品があり、ここで出会えるとは・・ウレシイ限りです!何度も何度も廻って観ました。素晴らしいに尽きます!
[若杉聖子/恋ひ]
一貫して白磁の作品が並んでいます。白いだけではなく、その白さをより引き立てるように薄い仕上げと花びらを思わせるしなやかさ、そして儚い美しさは花をモチーフにしているから余計にそのように思うのかもしれません。
うっとりするほど美しい作品ばかりです。
お天気が持ち直した午後から出かけたので、ちょっと駆け足気味でしたが展示室を広く使ってゆったりと作品が展示されていて観覧しやすかったです。