【生誕150年記念 モンドリアン展 純粋な絵画をもとめて】
@SOMPO美術館 2021.03.23〜06.06/日時指定入場制
SOMPO美術館の前身、東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館の時にゴッホの『ひまわり』を購入しました。日本の企業が誰もが知る作品を購入したことは当時、大きくニュースに取り上げられ話題になりました。
そのお披露目の展覧会にワタシは行きました。
その頃、海外から有名作品がきて、いつでも観覧できるようなことは、まだまだ夢の夢のようなことだったので本当に嬉しくて、すぐ行くことにしたのを覚えています。
もしかすると行くのはそれ以来かもしれませんが、いささか方向音痴なワタシは、新宿西口はいまだに苦手な場所です💦
さて、展覧会の方ですが・・・日本での展覧会は実に23年ぶりだそうです。
日美アートシーンで少し見ていたこともあってか、比較的スムーズに観てまわる事ができました。
モンドリアンといえば「コンポジション」と思っていたので、最初は普通に風景画を描いていたし、印象派のような絵にキュビズムも手がけていた時期もありました。
いわゆる風景画では『夕暮れの風車』という作品がとても惹かれました。
少し下からのアングルで風車と月は出ているけれど、曇り空で月が見え隠れするような夜空。風車は影になっていて、威厳すら感じます。これを描いたのがモンドリアンで、黒い線に原色の色彩の作品もモンドリアンなんだな〜と、同じ人が描いたとは、なかなか思えないけれど、生きている間のさまざまに実験を繰り返して、たどり着くものがあるのかもしれません。
『夕暮れの風車』の絵葉書があったら欲しいな・・と思ったら数少ない種類の中でもちゃんとありました。
そして『コンポジション』シリーズのかなでも黒い線がメインで一か所だけ青く着色のある作品『線と色のコンポジションⅢ』がなんか動きを感じておもしろいと思ったのも絵葉書があったので、この2枚を額に並べて飾ったら全然スタイルの違う2枚の作品が実は一人が描いたものという、ちょっとおもしろい組み合わせで良いかな?と思い買いました。
予約制ということもあって、ゆっくり観てまわることができました。
ひとつ、いつもと違ったのは展覧会の半券がなかったことです。
日時指定でネットでチケット購入してもこれまでは半券を頂けたことがほとんどだったから、今回は用意がないことをとても申し訳なくおっしゃるくらい、訊いたのはワタシだけじゃないと思いました。段々とこうなっていくのは寂しいな・・と思います。ちょうど良いサイズなのですよね・・ちょっと置いておくのも、ノートに貼って残しておくのも。
ゴッホの『ひまわり』ともどのくらいぶりだろう・・・再会できました。
なんだか心の中で「お久しぶりです。」と挨拶してしまうくらい、思い出のある一枚です。セザンヌに東郷青児もこの美術館のマストな作品です。
また来ることになりそうな展覧会が目白押しで、今から楽しみにしています。
SOMPO美術館もう行き方、覚えました。次は大丈夫です・・・多分(笑)