【常設展示室 たばこの歴史と文化】
たばこと塩の博物館 3階
ワタシはタバコを嗜みませんので、
観覧もあまり気がすすみませんでしたが
入室して、いきなりビックリさせられました。
そもそもタバコは神との交信としてのものとして扱われていました。
かつては神様と結びついた聖なる植物であったのですね。
マヤ文明の遺跡のパレンケ遺跡「十字の神殿」には
タバコをくゆらす神様のレリーフが残っています。
そして室内の最初にこの「十字の神殿」が
本物さながらに復元されていて
しばらく、入り口付近でウロウロしてました。
また「十字の神殿」の奥のレリーフにも非常に興味深く観ました。
ひとしきり観た後は、さらに奥へ進みました。
もう観るもんはナイかな?と思っていたら、ますます立ち去り難いもので溢れていました。
まずタバコを嗜むものの代表でキセルやパイプ、タバコ葉をしまっておく箱など、
アクセサリー類がてんこ盛りに展示されていました。
特にヨーロッパなどは、その芸術性を求めて、どんどん豪華になっていく様子がわかります。
タバコは嗜みませんが
長〜いキセルを火鉢にカンカンとさせてる
女将の風情には何かしら憧れがあります。
世界のタバコのパッケージや広告など、
いつしかビジュアル先行みたいになっていた時代もよく覚えていて、
それはそれで、面白いひとつの分野だと思いました。
タバコは、もはや歓迎されないものになってしまっていますが
ワタシはむしろタバコを吸う方のモラルひとつだと思います。
吸うべき場所とタイミング、そしてポイ捨てしないこと。
ワタシはここに来て観覧できて、
タバコに対する偏見が少し和らぎました。