【京都府新鋭選抜展】
@京都文化博物館4階展示室 2021.01.23〜02.07
京都を中心に活動し、
今回の展覧会に合わせて審査で選ばれた若手作家さんを紹介しています。
コチラは全ての作品が写真OKでした。
目当ての展覧会のチケットで同時に観覧できるのですが
これがなかなか侮れませんでした。
若いチカラって、いつの時代も素晴らしい!と思いました。
芸術のカタチももっと自由に、いえカタチなんて、
きっと初めからルールなんてなかったはず・・・と気付かされました。
岩井晴香さん『界ー系譜」は正当な日本画路線で
若い作品のなかでも目が向いて、落ち着いて観ていました。
ユニークだったのは栗棟美里さん
『あなたはこの世界にいるかもしれない。もしくはいないかもしれない。』
観る角度で顔がはっきり見えたり見えなかったりという工夫がされていて、
タイトル含めての作品だな〜と感じました。
確かに今、この世界は本当に存在するのか?
バーチャルなのではないのか?
という問いかけがあることを
カタチにしてみたのがこの作品ということで観ました。
嶋春香さん『“蒐集“シリーズ〈2020.4.7ー2021.1.4〉』
牛乳パックの底を画材にしているので
独特な四角と三角の組み合わせが面白い形を作っていて、
そこに作者の気に入っているものを100点揃えた・・・
100点!
そんなにも素材を見つけることもスゴいことだとワタシには思えました。
さらにそれを作品にできる根気もですね。
どの作品も本当に見応えがありました。
10年20年その先に今の作品が
どのように進化していくのか、させていくのか
大変、興味を持ってみていきたいと思いました。