🟨Eテレ/アートシーン 3月28日
日曜午前09:45〜10:00
(再放送)日曜午後08:45〜09:00
展覧会を紹介する番組です。
ワタシはかなり参考にして出かけることが多いです。
またどなたかのキッカケになれば・・と思います☆
🔴【佐藤可士和展】
@国立新美術館(東京・六本木) 2021.05.10まで ※事前予約制
パッと思いつく、もしくは目に映る会社のロゴに
コンビニのプライベートブランドのパッケージ。
企業やエンターテイメント・・・もしや日本の広告はこの方ひとりで造っているのではないか、と思うほど、何かしらで国民全員がお世話になっているかもしれません。
展覧会が開催されている当館のロゴ「新」の字もデザインされています。
むずかしいことは置いといて、シンプルに楽しめそうな展覧会に思います。
🔴【没後50年榊原紫峰 花鳥の美に魅せられた日本画家】
ブログにまだ上げていませんが3月初めに足立美術館に行って観てきました。
おいおいとUPします⭐︎
🔴【深堀隆介展「金魚鉢、地球鉢」】
《巡回》
@岩手県立美術館04月24日〜06月13日
@高知県立美術館07月中旬〜08月29日
@神戸ファッション美術館09月11日〜11月07日
昨年の夏、うだる暑さを少しでも涼しくしようと観に行きました。
もう普通に泳いでいる金魚にしか見えないし
その時の展覧会のテーマで「金魚救い」という言葉が心に残っています。
創作活動に行き詰まりを感じていたところ、とくに可愛がっていたワケではないけど、ウチにいた金魚を見て、もしかしてこれを作品にすればいいんじゃないか・・・と思ったのが始まりだそうです。
巡回されるので、次の新作が観られるのはウレシイな、と楽しみです。
🔴【栖鳳の時代〜匂いまで描く〜】
@福田美術館(京都・嵐山)
2021.04.11まで
こちらも前期展示は観てきました。
晩年は筆数を極限まで減らす「省筆」ということにチャレンジしています。
後期も間に合うよう行きたいと思います。
🔴【白川義員写真展】
@東京都写真美術館(東京・恵比寿)
第一期 永遠の日本04.04まで
第二期 天地創造04.06〜05.09まで
ご健在で番組のインタビューにお答えになっていらっしゃいました。
画面越しでも充分に伝わる素晴らしい写真の数々。
パチリとシャッターを押すのは一瞬でも、
そこに行き着くまでの途方もない長い道のりは大変に違いないのに
それすらも楽しんでいらしてるように思いました。
【伝説の絵師 岩佐又兵衛 三大絵巻 ー山中・浄瑠璃・堀江一挙公開ー】
@MOA美術館 2021.03.12〜04.20
かなりタイトな予定に入れてでも行きたかった展覧会です。
とはいえ、場所な熱海・・緊急事態宣言解除して間のない土曜日・・
しかも到着はお昼前・・人出は覚悟しておかないとな〜と思ったら
やはり熱海駅はごった返していた・・・けれどまだ良かったのは
意外に美術館に行く人々は少なめだったことで、これなら大丈夫か名?と
ちょっと安心してバスは曲がりくねった道をどんどん登って行きます⭐︎
好天と桜満開・・・きらめく海・・・いうことなし!です♪
鑑賞に使える時間は約1時間ほど。
とにかく巡ります・・・ありがたいことにフラッシュなしなら撮影OK⭐︎
どんどん撮って行きます。
ときどき観ます・・・やっぱり素晴らしい〜✨
そんななか観覧の最初ですでに気づいていました。
それはササっと観て終われるものではなかった・・やっぱり肉眼でひとつひとつ、ちゃんと味わいながら観たいし、しなくちゃいけない絵巻です。
撮影する合間に観るだけでも、
その繊細で間違いない筆運びと絵の素晴らしさ、
ときどき挟む容赦ない残酷なシーンでさえも美しく感じます。
絵巻なので物語とともにそのシーンが描かれているのですが、
ひとつの絵巻がなかなかの長編です。
見応えあります。
これは朝から入館して1日がかりで味わうものと
さいわいにもまだ会期はあるので、再訪することを決めました。
その頃には桜の時期も一段落して、
熱海駅も少しは人出がマシになっていることを思います。
🟪Eテレ/no art,no life 3月17日
「澤井玲衣子」
水曜午後10:45〜10:50(再放送)金曜午前11:50〜11:55
Eテレの5分番組・・なんて5分は長くて濃ゆいんでしょう☆
ひとりの名も無いながらも素晴らしいアーティストを紹介しています。
内田也哉子さんのナレーションも耳馴染みがよく聞きやすいです。
ウトウトと、まどろみながら24年、筆を走らせてきた。
澤井玲衣子の通う施設では
「障害者が生み出すアートの力」
その可能性を広く知ってもらいたいと
[エイブル・アート]とという言葉を掲げ社会に発信してきた。
最近、小さな子供や障害者の描いた絵の展覧会を観る機会がたびたびあり、
それは大体がすでに有名なアーティストや画家の展覧会と合わせて開かれていることが多いですが、
両方を観たとき感じたのは
アートとは、関わるものを選ばないということです。
子供、大人、老人、性別、健常者、障害者・・・
ましてや上手下手そんなことはずっと後回しな気がしました。
なんだこれは・・・というオドロキ。
ザワザワと気持ちに押し寄せてくるような引っかかる感じ。
ここにしかない、描いた人にしか描けない一枚。
[エイブル・アート]
これからも大切にしていただきたい活動です。
【没後220年 画遊人・若冲】
@岡田美術館 2020.10.04〜2021.03.28
箱根ということで・・・紅葉の時期を外したら、コロナ禍で外出自粛になり、ようやく解除となったと思ったら、会期も残り少なく慌てて行きました。
春休みや桜開花〜満開と、平日とは思えないそれなりの混みようで
岡田美術館も若冲展、やはり賑わっていました。
若冲自身の作品は7点ですが同時代の絵師を取り上げていて、その関係性も交えて、興味深いものがありました。
そういえば、お正月にNHKで若冲を取り上げたドラマが放送されましたが
フィクションとはいえ、登場人物は実際にその時代に生きた人々で
その関わりをなかなか、おもしろく見ました。
展示室内にその関連図があり、メモしたのですが
若冲と大典の繋がりは言わずもがなですが
そこに池大雅を交えて梅見に出かけたりするほど交流があったそうです。
またドラマにはそこまでの登場はなかったけれども
一方、円山応挙はドラマでは若冲に並々ならぬライバル心をみせますが実際はそのような記録もなく、交流すらなかっただろうとされています。
でも住んでいた場所をみると、若冲は錦市場近辺に、応挙も四条通りに近いところに住んでいましたから、その存在くらいは知っていたと思いますし、
実際、応挙がやりたかった仕事が若冲に決まった時も応挙は大変、悔しがったという話もきいたことがあり、やはり応挙は若冲をかなり意識していたと思います。「平安人物志」当時の番付けにおいて応挙が若冲を抑えて2回1位を獲っています。ドラマではその喜びようが尋常でないように描かれています。
交流はなかったかもしれないけれど、やはり知らない・・・ということは難しいかと思いました。
超絶技巧と称され、どんなに観ても飽きるどころか、
ますますその深みに入っていくような、今更ながら見事な逸品ばかりです。
かと思えば水墨でササっと描いたような「三十六歌仙図屏風」は一気に脱力したような、ホッと一息を入れるような作品です。
7点とはいえ、さまざまな若冲をみせていただけたと思います。
全面的に写真NGですので、7点の作品名だけでも記しておきたく思います。
「花卉雄鶏図」
「孔雀鳳凰図」
「梅花小禽図」
「雪中雄鶏図」
「笠に鶏図」
「月に叭々鳥」
「三十六歌仙図屏風」
話は変わりますが今回やっと足湯をすることができました。
いつもは観覧だけで時間が過ぎてしまっていましたが
今回は企画展のみで引き上げたので、時間は充分にあり、
それなりに足も疲れていましたので、足湯で温まって足の疲れが軽くなったようで、帰りも楽に帰ることができました。
これは良い〜と、次からも足湯することは取り入れようと思います。
🟩Eテレ/びじゅチューン!3月17日
「見返りすぎてほぼドリル」
水曜午後07:50(再放送)月曜午前05:50 火曜午前00:50(月曜深夜)
Eテレの5分番組・・なんて5分は長くて濃ゆいんでしょう☆
井上涼さんが美術作品をひとつモデルにして
作詞作曲うた、アニメーションまで手がけて紹介されています。
気になる渋めのコーラスは、ジョリー・ラジャーズです。
読んでいて興味が湧いたら放送ご覧になってみてくださいね☆
チラ チラ チラ チラチラ! ぐるぐる〜♪
今回モデルとなった作品は
そんなにしょっちゅう見返ってたのかな〜(笑)と思ったりはしますが
美人さんには違いありません。
ワタシはこの絵では真っ赤じゃないけど鮮やかな紅色の着物が特に好きで、
この作品が所蔵されている東京国立博物館のミュージアムショップにマスキングテープ を見つけた時は即買いでした。
さすがセンスある〜と、東博さんgood jobでした。
さておき、
ジョセフとの恋が続くことをワタシも応援しています!笑
🟪Eテレ/no art,no life 3月10日
「酒井寅義」
水曜午後10:45〜10:50(再放送)金曜午前11:50〜11:55
Eテレの5分番組・・なんて5分は長くて濃ゆいんでしょう☆
ひとりの名も無いながらも素晴らしいアーティストを紹介しています。
内田也哉子さんのナレーションも耳馴染みがよく聞きやすいです。
お面と作り続けて40年。
酒井寅義は地元で56年続く床屋のご主人、御年84歳。
店先のサインポールもお手製お面が廻っている。
お面の材料は発泡スチロールだったり、木片だったり
調達は浜辺に打ち上がって落ちているものを厳選して持って帰る。
この日は木でできた「天女様」を持ち帰り
つくるキッカケになったのは賭け事。
他に夢中になれるものがないものか・・と
お面作りは始まったそう。
よっぽど合っていたのでしょう。
作ったお面は500点にもなり、まだまだ制作中も多数。
「みんなに観てもらいたいと思いますか?」
すると一瞬、顔が強張ったように見えたので、それは思ってないか。
そしたら酒井は
「ないな。自分が楽しんじょったらええ」
作る理由なんてない、ただ作る。
【島根県立美術館コレクション】
特別展を目的で行くのではなく、
その美術館の収蔵品をメインに観ることをやってみたいと
いつも思ってはいるのですが・・・
案外しづらいものだと気づきます。
でも、コチラの美術館のコレクション展は本当に行きたかったので
今回とっても楽しみに行ってきました。
と、その入り口に向かう途中のエリアがライブラリーになっていて
デスクにライト、コンセントまで配備されています。
またデスクに座ってココから見るガラス越しの宍道湖がまたイイ景色です。
ちょっと休憩にも使えるかな?と思いました。
さらに!ここで岡本太郎の著作全集を見つけてテンション上がります!!
第一巻を少しだけ・・・と読み始めると、もう止まらなくなって
これではコレクション展を観る時間がなくなる〜と、
ようやくキリのいいところで置きました。
また近所の図書館で借りて読もうと思います。
そうして、ようやく展示室へ。
[西洋絵画ー風景と物語]
最近よく観かけて気になっているポール・シニャックで
作品は『ロッテルダム、蒸気』がありました。
少し大きめのちょっと細長いドットの連続で描かれた絵に
ワタシは不思議な魅力を感じています。
シニャックという名前も覚えやすくて(お酒のコニャックみたい)
いつかまとまった展覧会があるといいな〜と思います。
[洋画名品選 戦後篇]
思いがけず菅井汲の作品がありました。
でもワタシが知っているスタイリッシュなものではなく
パリで仕事をしていた頃の菅井が感じた日本の土俗的なイメージを形にしたものだそうです。
意外な感じのするというか、
アーティストの一面しか知らなかったんだな〜と思う一枚でした。
この部屋が一番、長くいたと思います。
一年かけて12期に分けて紹介されていたようで、
ワタシはそのうちの10期目を観せていただきました。
これは毎月、通ってもおもしろかったかも?と思いました。
それだけ収蔵品の幅が広いということですね。
よくある有名どころではなく、初めて観る作品ばかりでした。
北斎の水の表現にはやはり目を見張るものがあります。
『冨嶽三十六景/穏田・水車』
溜まる水、落ちていく水、流れていく水・・・少しずつ違います。
北斎がスゴいことは重々わかって観ても、あらためて感心します。
[舩木倭帆 暮らしのガラス]
「器は使われて初めて器になる」と考えて一貫して作り続けたのは
日々の暮らしのためのガラス器だったとのことです。
この考えにはワタシも思うところがあります。
北大路魯山人も最初は自分の店に出す料理のために器を作っていたのが
器そのものが有名になってガラスケースに入って観るものになっています。
それがいいとかそうでないとかではなくても違和感は拭えません。
魯山人もこの器にどんな料理を盛ればいいのか、もしくはこの料理に合う器はなんなのか?を考えていたのでは・・と思うからです。
本題に戻ります💦
舩木の考えは作品に反映され、とても素敵な色と形で
観ているだけでもうっとりするのですが
たしかに・・これが食卓にあったら、と想像できるのです。
カットやデコレーションに頼らず、
デザインで工夫されていてオシャレです。
そして単色のガラスそのものがとにかく美しいと感じます。
本当にてんこ盛りなコレクション展で素晴らしかったです。
きっといつ来ても新しい感動があるんだろうな〜と思いました。
これからも思うときにスケジュールに入れて訪れたい場所です。