美 🟡 び🔺be ❎ diary

美術館博物館巡りが好きすぎてヤメられません♡どうせなら!とブログにして伝えて残していこうと思い立ちました。食わず嫌いせず、行けるものは遠方でも行くのがスタイルです。

【動乱の世から太平の世へ 戦国を乗り越えた人々のくらし】

京都文化博物館 2階総合展示室 2020.12.12〜2021.01.31


京都のみならず、

いま世界の人々を魅了している日本の代表的な京都の文化は

150年つづいた戦乱の世の後におとずれた

250年にも及ぶ太平の世に形づくられたものでした。

 


コチラは展示に伴うカラー図録が無償でいただけます。

2箇所のデスクに積んであり、好きに手にとることができます。

この図録はパンフレットではなく、やはり図録・・・というほど

ページ数も多く、全ページがカラーで構成されていて本当に無償でいいの?と

確認してから持ち帰るほどの出来栄えです。

 


多くの展示は陶磁器ですが、これがバラエティに富んでいて、

どれがステキかな〜と、ちょっとショッピングしているような気分になりました。

 


形としても丸や四角にこだわらず、丸くても持ち手を四方に作ったり凹ましたり、

カタチそのものを楽しむような器が多く見られました。

有名なところで思いつくのは、尾形乾山の様式でしょうか。

それも世の中が安定してきて、

人々の心に余裕ができた証拠でもあるのでしょうね。

お料理を盛り付けるだけでなく、

器そのものを愛でることが生まれた時でもあるのかな?と思いました。

 


それからもうひとつ、墓地跡から発掘された、故人への想いがわかるものです。

まず、墓石の形も様々で、今よりもチョイスの幅が広いといいましょうか、

自由な感じがしました。

あと副葬品。

一見おままごとに使うものにも見えるほど小さくも、よくできています。

あの世でも困らないように・・と家族の想いが伝わってきます。

 


当時の暮らしや人々の気持ちまで手にとるようにわかるような展示の工夫にも

本当に楽しんで観せていただきました。

 


文博の2階総合展示室は部屋も内容も奥が深くて見応えがありワタシは好きな展示室です。

観ようと思って行ってなくても、行ってよかった!と毎回思わせてくれる、そんな場所です。

 


2月2日からは【雛人形名品展】が始まりました。

おひなさま・・・もうそんな頃なんですね、春も近いです。