美 🟡 び🔺be ❎ diary

美術館博物館巡りが好きすぎてヤメられません♡どうせなら!とブログにして伝えて残していこうと思い立ちました。食わず嫌いせず、行けるものは遠方でも行くのがスタイルです。

【トライアローグ】

横浜美術館 2020.11.1402.28

 

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「トライアローグ」とは3者による話し合いを意味するそうです。

横浜美術館愛知県美術館富山県美術館の3館が協力して特定の作家を比較したり、3館が誇る所蔵品を共同展示しています。

今までありそうでなかった企画で、しかも3館を巡回するので

館それぞれの工夫がありそうで楽しみですね

そして横浜美術館は、この展覧会の後、リニューアルのため、しばらく休館されます。実際、建物の内外に目立った古さや修理が必要な様子は見受けられませんが開館してすでに30年経過していることで、やはり必要なことでしょう。

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と、いうわけで行ってきました!

まさか初めてがリニューアル前の最後になるなんて・・・

でも間に合ってよかったです。

 

さすが丹下健三〜という感じの重厚な雰囲気の建築物です。

外観だけでなく内装も。

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予約時間がきて入場したら、

いきなりピカソの代表する時代の絵が3枚が出迎えてくれました。

愛知県美術館から「青い肩かけの女」は青の時代、

富山県美術館から「肘かけ椅子の女」は新古典主義

横浜美術館から「肘かけ椅子で眠る女」は

シュルレアリスムに接近した作品、

そして富山県美術館からもう1点「座る女」はキュビズム的な表現への回帰がみられる作品でモデルはジャクリーヌということです。

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これは3館を巡ってやっと観れるので、

本当に貴重でありがたい瞬間で、トリハダたちました

これだけでも来た甲斐があった〜というもので、

もうここで後ろも向いて入り口から出ても何の後悔もないくらい、

充足感でいっぱいでした。

そこからは3館選りすぐりの収蔵品の共演で

素晴らしい企画を本当にありがとうございます!

と、思いました。

 

ワタシは富山県美術館に行ったことがないし、

富山には他にも行ってみたい美術館があるので

これを機にまとめて、ぜひ行ってみようと思いました。

 

愛知県美術館は一度、行ったことがありますが

企画展はそこそこに観終わってしまい、

ちょっと物足りなさを感じていましたが

コレクションが質量とも本当に素晴らしくて

行ってよかった〜と思った美術館でした。

また展覧会が合えば行きたい美術館です。

 

まだまだ海外から作品を借りての大掛かりな企画展は難しいでしょうし、

これを機会に日本の美術館の実力をもっと発信していただけたら・・と

思います。

各地にたくさん良い絵が収蔵されているはずですから

美術館側も惜しまず展示していただけたらウレシイです。