【美を結ぶ。美をひらく。美の交流が生んだ6つの物語】
@サントリー美術館 2020.12.16〜2021.02.28
コロナ禍で、なかなか行くタイミングがつかめずにいましたが
もう終わってしまうし💦〜と、思い切って行って来ました。
日本の美にスポットを当てて6つのテーマに沿って展覧会はすすみます。
《古伊万里》
《鍋島》
《和ガラス》
《紅型》
《江戸・明治の浮世絵》
《ガレ》
それぞれに良いところがあって見応えがありました。
それほど人がいなかったこともあって、
ゆっくり観たいものは時間をかけて観ることもできましたし、
写真撮影がOKだったので、いつもなら気になるキャプションを書き取るのに時間がかかりますがパチリ☆と撮れば記録に残せます。
今回の展示で新鮮だったのは《紅型》です。
ワタシは沖縄が大好きで紅型は憧れでもあるので楽しみにはしていました。
これまでは衣装の形で展示されることがほぼほぼだったのですが
今回は裂の状態で、しかも見本のように展示されていて、
一番メインになる図案の部分を持ってきています。
あと紙型の展示があったのも意外で、伊勢紙型かな?と思いましたが
すべての染物に共通なのでしょうね。
とっても細かくて繊細な柄が出ていて美しかったです。
紙型を少し浮かせて影が下に映るように展示が工夫されていて
すごく考えて見せる展示をしてくださっているな〜と感心しました。
あと《和ガラス》は少し前に
神戸市博物館で和ガラスの展覧会があり行きましたが、
日本のガラスって、儚げで繊細で、色が本当に美しくて、
また薩摩のカットガラスはもう宝石のようで、ため息がこぼれます。
今回は《ガレ》も展示があったので少し比較みたいにできました。
ガレはガレでそのデザインも面白くて、日本のモチーフを多く取り入れているけれど、ガラスはヨーロッパで、どこかポッテリとした印象です。
場所が違えばガラスひとつがこんなに変わるのか??と思うほど
和ガラスの透明感は日本にしかないものに思えます。
《鍋島》の中に、これ本当に江戸時代?17世紀?と驚いたお皿がありました。
他の観覧者の方もみんな同じように写真に収めていらっしゃいました。
名前は「薄瑠璃地染付花文皿」といいますが鍋島のイメージより、ワタシは今の波佐見のようにも思うくらい時代が違うように思うほどです。今の食器としても充分、通じるようなモダンで可愛らしくてオシャレです。
どれも美しくて眼福というのでしょうか・・
観ているだけでも気持ちが明るく華やいできます。
平日の観覧ということもあり、ゆっくり味わえてヨカッタです♪