美 🟡 び🔺be ❎ diary

美術館博物館巡りが好きすぎてヤメられません♡どうせなら!とブログにして伝えて残していこうと思い立ちました。食わず嫌いせず、行けるものは遠方でも行くのがスタイルです。

【永遠のソール・ライター】

@美術館「えき」KYOTO  2021.02.1303.28

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昨年に開催予定だった展覧会です。

とっても楽しみにしていた展覧会だったので

開催延期は本当に残念でしたし、

ムリしてでも前回巡回地の東京に行ってくるんだった・・・と思いました。

 

それからは開催地が近くでなくても行ける時に行っておくことを

心がけるようになりました。

 

そして今回、あらためて開催してくださったことに感謝です。

 

彼の素晴らしいところは写真はもちろんですが

大好きな本、大好きな絵、大好きな人と一緒なら

名声や多額の金銭は必要ないと考えていたことです。

結局、自分にとって最後は何が大切かを知っていたのでしょうね。

 

絵画のような写真・・と例えられるのがよくわかる作品が並んでいます。

有名な《薄紅色の傘》は知っていても、やはり惹きつけられます。

傘の向こうに見える2台の赤い車が偶然なら、

こんな景色は、おそらくこの一回きりという、

ある意味、奇跡の一枚ということになります。

 

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他にも赤い傘をモチーフにした作品が何枚かありました。

真っ白な雪を効果的に赤い傘はより赤く浮かんで、印象に残ります。

 

《帽子》結露に濡れたガラスの向こうに佇む帽子に手をやる男性。

 

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《夜のバス》仕事の帰りか食事した後なのか、

1日の終わりの安堵感のような空気感まで写しているようです。

 

なかには《無題》とされている作品も多いです。

そのなかで好きなのは、

黒く磨かれた車にニューヨークのビルと青い空が映っている作品と

ビルの〈赤〉、車の〈緑〉、画面全体を覆う雪の〈白〉と

お巡りさん?の〈黒〉そして女性のマフラーと手袋の〈赤〉。

見事な色の取り合わせ、三位一体とよんで良い素晴らしい色彩感覚です。

 

会場最後にあったのは、パートナーの《ソームズと散歩》でした。

どこに二人がいるのかわからなくて抽象画のようにも思いましたし、

もはや二人が景色に溶け込んでいるようなイメージもしました。

 

ライターはマティスセザンヌと同じように

俵屋宗達を素晴らしいと思っていたようで、

これはウレシイ❗️と思いました。

 

関連イベントとして、35日から11日まで

ソール・ライターのドキュメンタリー映画が上映されます。

タイトルは『写真家ソール・ライター急がない人生で見つけた13のこと』

 

公式サイトhttp://saulleiter-movie.com

京都シネマhttps://www.kyotocinema.jp/movie/category/hereafter/

展覧会の半券提示で一般料金1300円が1000円にしてくださるそうです。

 

短い上映期間なので、今から手帳にしっかりメモしておきます