【黒田泰蔵】展
2020.11.21〜2021.07.25
まったく事前知識ゼロでしたが
安藤忠雄さんの
「黒田泰蔵さんに白は、
真理を求めてやまない心の色である。」
という一文が目に留まり、ちょっと行ってみたいな・・・というのと、
しかも開催期間が長いので、
慌てず行けそうなのもよかったのだと思います。
いま冬で、夏まで開催というくらいが行きそびれないで助かると思いました。
白です。
ひたすら迷いなく、
途中からちょっと色入れてみました・・・
みたいなこともなく、一貫して白です。
特別な柄と言えるものもありません。
あるとするなら撫でる時にできるいくつもの筋でしょうか。
これがまた美しいのです。
形は例えば、梅瓶があったりするのですが
使うためのものではなく、
陶器を表現の自由として作陶されているように思いました。
それを思うのは作品に生活感を感じない・・と思うからです。
使ってももちろんいいとは思うのだけど
どちらかといえば見ていたい・・と思うものです。
観ているコチラもただただ観ることに徹するという
これまでにナイ感覚の展覧会でした。